おめでとう【御目出糖】
読者カード 用例 2019年05月09日 公開
用例: | 此間祝つて遣つたおかへしのつもりのお目出糖一箱と |
---|---|
『縁』 1910年 田山花袋 | |
語釈: | 〔名〕菓子の一種。炒種(いりだね)に砂糖と少量の食紅とを加えてばらばらにいって、そこへ甘納豆を混ぜたもの。祝儀の赤飯の代用として配るもの。 |
コメント:さかのぼります。416頁に明治43年3月29日~8月8日「毎日電報」とあります。
編集部:第2版では、小林花眠『新しき用語の泉』(1921)からの例が添えられていますが、さらに、11年さかのぼることになります。
著書・作品名:縁
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1910年
著者・作者:田山花袋
掲載ページなど:321ページ〔坪内祐三・小谷野敦編『明治の文学 第23巻 田山花袋』、2001〕
発行元:筑摩書房