ぽっくりぽっくり
読者カード 用例 2019年05月11日 公開
用例: | 赤や青で飾り立てた初荷の馬が、ポツクリポツクリ野の道を通つて行くのが見えた。 |
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『縁』 1910年 田山花袋 | |
語釈: | 〔副〕「ぽくりぽくり」を強めた言い方。 |
コメント:さかのぼります。416頁に明治43年3月29日~8月8日「毎日電報」とあります。
編集部:第2版では、文部省唱歌『おうま』(1941)の例が引かれていますね。ちなみに、「ぽくりぽくり」の語釈は「ぽくぽく」【一】(2)」に同じとなっており、こそには「ゆっくりと歩く足音、また、その様子を表わす語。ぽこぽこ」とあります。
著書・作品名:縁
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1910年
著者・作者:田山花袋
掲載ページなど:390ページ〔坪内祐三・小谷野敦編『明治の文学 第23巻 田山花袋』、2001〕
発行元:筑摩書房