ばんカラ【蛮ー】
読者カード 用例 2019年05月15日 公開
用例: | 其容貌が前にも言つた通り、此上もなく蛮カラなので |
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『少女病』 1907年 田山花袋 | |
語釈: | 〔名〕(形動)(「ばん」は野蛮の蛮、「カラ」はハイカラのカラ)言動・風体が粗野なこと。また、わざとそのようにふるまうこと。また、そのさまや人。「ハイカラ」に対する造語。 |
コメント:さかのぼります。24頁に明治40年5月「太陽」とあります。
編集部:第2版では、渋川玄耳『閑耳目』(1908)からの例が早いのですが、さらに、1年さかのぼることになります。
著書・作品名:少女病
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1907年
著者・作者:田山花袋
掲載ページなど:13ページ〔坪内祐三・小谷野敦編『明治の文学 第23巻 田山花袋』、2001〕
発行元:筑摩書房