ぼう
読者カード 項目 2019年05月17日 公開
用例: | 眠さうな汽笛がボーと長く川にひゞき渡つて聞えた。 |
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『縁』 1910年 田山花袋 | |
語釈: | 〔副〕汽笛のなる音を表わす語。 |
コメント:用例がなかったので。416頁に明治43年3月29日~8月8日「毎日電報」とあります。
編集部:第2版の「ぼう」は「感動詞」で方言扱い、意味も違います。汽笛の音としては副詞として「ぼうぼう」が立項されていましたが、もちろん、「ぼう」もあるべきですね。
著書・作品名:縁
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1910年
著者・作者:田山花袋
掲載ページなど:116ページ〔坪内祐三・小谷野敦編『明治の文学 第23巻 田山花袋』、2001〕
発行元:筑摩書房