カメオ
読者カード 用例 2019年06月05日 公開
用例: | かめおの函に仕込みたるおォるどごるどを挿して |
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『おぼろ舟』 1890年 尾崎紅葉 | |
語釈: | 〔名〕(イタリア cammeo 英 cameo)貝殻や、めのう、こはく等の宝石に、その層の色の違いを利用してほどこした浮き彫り。通常、暗色の層を背景にして、より明るい色層に浮彫りをする。装飾品に用いる。 |
コメント:2018年8月16日に投稿しましたが、さかのぼる用例がありました。147頁に明治23年2月20日~4月7日「読売新聞」とあります。
編集部:山田美妙『微妙の青春日記について』(1891)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、1年さかのぼることになります。
著書・作品名:おぼろ舟
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1890年
著者・作者:尾崎紅葉
掲載ページなど:101ページ〔坪内祐三・斎藤美奈子編『明治の文学 第6巻 尾崎紅葉』、2001〕
発行元:筑摩書房