しんたいし【新体詩】
読者カード 用例 2019年07月13日 公開
用例: | 得意の新体詩でも拵へて貰はう。 |
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『松のうち』 1888年 坪内逍遙 | |
語釈: | 〔名〕主として、明治末期に口語詩が起こる以前の明治文語詩をさす。外山正一らによる「新体詩抄」に始まり、北村透谷・島崎藤村・土井晩翠・蒲原有明・薄田泣菫らによって発展し、わが国近代詩の源となった。 |
コメント:さかのぼります。
編集部:第2版では、島崎藤村『硯友社』(1893)からの例が早いのですが、さらに、5年さかのぼることになります。
著書・作品名:松のうち
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1888年
著者・作者:坪内逍遙
掲載ページなど:791ページ〔『逍遙選集』別冊第一、1977復刻〕
発行元:第一書房