こうぶ【工部】
読者カード 用例 2022年09月23日 公開
用例: | 九年五月猶又外務〇内務〇大蔵〇工部〇司法ノ五省政表取調主任ノ者正院第五科政表掛ヘ出頭熟議シ |
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『正院第五科政表會記事』 1876年 | |
語釈: | 〔名〕(5)「こうぶしょう(工部省)(1)」の略。 |
コメント:解釈5の事例が辞典しかないので
編集部:第2版では、湯浅忠良『広益熟字典』(1874)の例が早く、文章例としては宮崎柳条『造化妙々奇談』(1879-80)よりも4年さかのぼることになります。ちなみに、「工部省(1)」の語釈は「明治初期、政府の官営事業を統轄し、わが国産業の近代化を推進した官庁。明治三年(一八七〇)設置。初代工部卿は伊藤博文。民間資本の成長に伴い、同一三年ごろから官営事業の民間払い下げが行なわれたため、同一八年廃止。工部」となっています。
著書・作品名:正院第五科政表會記事
媒体形式:新聞・広報・官報
刊行年(月日):1876年
著者・作者:
掲載ページなど:14ページ後ろから1行目〔官令全報第五号〕
発行元:弘令社