ふんげき【奮撃】
読者カード 用例 2019年05月09日 公開
用例: | 延暦八年六月甲戌。征東将軍奏。副将軍外従五位下入間宿禰広成。左中軍別将従五位下池田朝臣真枚。与前軍別将外従五位下安倍猿嶋臣墨縄等議。三軍同謀并力。渡河討賊。約期已畢。由是抽出中後軍各二千人。同共凌渡。比至賊帥夷阿弖流為之居。有賊徒三百許人。迎逢相戦。官軍勢強。賊衆引遁。官軍且戦且焼至巣伏村。将与前軍合勢。而前軍為賊被拒不得進渡。於是。賊衆八百許人。更来拒戦。其力太強。官軍稍退。賊徒直衝。更有賊四百許人。出自東山絶官軍後。前後受敵。賊衆奮撃。官軍被排。別将丈部善理。進士高田道成。会津壮麻呂。安宿戸吉足。大伴五百継等並戦死。惣焼亡賊居。十四村。宅八百許煙。器械雑物如別。官軍戦死廿五人。中矢二百四十五人。投河溺死一千卅六人。裸身游来一千二百五十七人。 |
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『続日本紀』 789年 菅野真道、秋篠安人、中科巨都雄 | |
語釈: | 〔名〕力をふるって敵をうつこと。 |
コメント:
編集部:第2版では、漢籍から『晋書』からの例が引かれていますが、国書では近世以降の例が3例添えてあります。
著書・作品名:続日本紀
媒体形式:その他
刊行年(月日):789年
著者・作者:菅野真道、秋篠安人、中科巨都雄
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