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いちじ【一時】

読者カード 用例 2019年05月13日 公開

2019年05月07日 若桜木虔さん投稿

用例:六月丁酉朔甲辰。中大兄、密謂倉山田麻呂臣曰、三韓進調之日必將使卿讀唱其表。遂陳欲斬入鹿之謀、麻呂臣奉許焉。戊申、天皇御大極殿、古人大兄侍焉。中臣鎌子連、知蘇我入鹿臣、爲人多疑、晝夜持劒。而教俳優、方便令解、入鹿臣、咲而解劒、入侍于座。倉山田麻呂臣、進而讀唱三韓表文。於是、中大兄、戒衞門府一時倶鏁十二通門、勿使往來、召聚衞門府於一所、將給祿。時中大兄、卽自執長槍、隱於殿側。中臣鎌子連等、持弓矢而爲助衞。
『日本書紀』 養老4年(720年)年 舎人親王
語釈:〔名〕(1)少しの間。暫時。ひととき。いっし。

コメント:日本書紀には全部で八箇所に「一時」が出て来ます。その内の一例です。

編集部:初版・第2版の方針として、『日本書紀』からは歌謡の部分か、あるいは本文中の語の例であれば「訓点資料」に基づいた例を取るようにしており、原則として読み下し文で示しています。これは上代の万葉集、古事記、風土記また古語拾遺、日本霊異記、祝詞、宣命についても同様です。今後、この方針については再検討することもあるかと思いますが、当面、『日本書紀』の「漢語」の例については保留といたします。

著書・作品名:日本書紀

媒体形式:その他

刊行年(月日):養老4年(720年)年

著者・作者:舎人親王

掲載ページなど:

発行元: