くげ【供花】
読者カード 用例 2022年11月15日 公開
用例: | 拍子八。古楽。東大寺の會に。ふみのしさたうをがくにつくりたるなり。よて末代に供花楽にもちゐる。〔上〕 |
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『龍鳴抄』 1133年 | |
語釈: | 〔名〕(2)「くげえ(供花会)」の略。 |
コメント:解釈2の事例で遡ります
編集部:第2版では、『百練抄』承元二年(1208)五月一六日付け記事の例が早いのですが、さらに、75年さかのぼることになります。ちなみに、「供花会」の語釈は「仏に生花を供養する法会。京都六波羅蜜寺で、毎年三月、法華八講を催し、これを結縁供花会と称したのが始まりとされ、長講堂供花会など著名。百日、千日と不断に新花を献じて功徳をつむ仏事となった。くげ」となっています。
著書・作品名:龍鳴抄
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1133年
著者・作者:
掲載ページなど:34ページ下段後ろから5行目(「群書類従」(第十九輯)巻第342 管弦部二、2002)
発行元:続群書類従刊行会