デンマーク
読者カード 用例 2019年09月23日 公開
用例: | Denmark.(デヌマルク)嗹国即黄旗(デー子マルカ) |
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『増訂華英通語』 1860年 福沢諭吉 | |
語釈: | (Denmark 「嗹馬」「丁抹」などとも書いた)《デンマルク・デネマルク》ヨーロッパ北部の立憲君主国。正称デンマーク王国。北海とバルト海の間にあるユトランド半島と、フュン島、シェセン島など周囲の島々からなり、自治領としてグリーンランド、フェロー諸島を領有する。住民は北ゲルマン系のデーン人。九世紀に王国が成立し、一四世紀にはデンマーク連合王国を形成し北ヨーロッパを勢力下におさめたが、その後数度の戦争に敗れてスウェーデン・ノルウェーを失った。さらに一八六四年のデンマーク戦争で南部の穀倉地帯を失ったが、集約経営と協同組合の発達により、世界有数の酪農国家に成長。社会保障制度が発達し、文化水準が高い。国教は福音ルーテル派。首都コペンハーゲン。 |
コメント:さかのぼります。
編集部:第2版では、福沢諭吉『西洋事情』(1866-70)から早い例として「デネマルク」が引かれています。
著書・作品名:増訂華英通語
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1860年
著者・作者:福沢諭吉
掲載ページなど:190ページ右
発行元:岩波書店