さんだいえん【三台塩】
読者カード 用例 2022年11月23日 公開
用例: | 三臺鹽。さむだいといふべし。序ありけれどもたえたり。破拍子十六。三反すべし。〔下〕 |
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『龍鳴抄』 1133年 | |
語釈: | 雅楽の曲名「さんだいのきゅう(三台塩急)」のこと。三台。 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、『二十巻本和名類聚抄』(934頃)の例が早いのですが、辞書以外の例としては『教訓抄』(1233)の例よりも100年さかのぼります。ちなみに、「三台塩急」の語釈は「雅楽の曲名。三台は、三台塩(さんだいえん)の略。平調の曲で、破と急から成り、中国の唐の則天武后の作といわれる。舞や破は早く絶え、急の部分だけが演ぜられた。三台」となっています。
著書・作品名:龍鳴抄
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1133年
著者・作者:
掲載ページなど:49ページ(「群書類従」(第十九輯)巻第342 管弦部二、2002)
発行元:続群書類従刊行会