日国友の会

じんおん【仁恩】

読者カード 用例 2019年06月11日 公開

2019年05月21日 若桜木虔さん投稿

用例:一條院四十九日御願文【大江匡衡】 奉造金色釋迦牟尼如來像、金色阿彌陀如來像、金色彌勒菩薩像各一軆。 右、先皇為後世菩提、在生之日所造。 奉寫金字妙法蓮華經一部八卷、開結二經、阿彌陀經、般若心經等各一卷。 右、四十九日聖忌所奉寫。 以前佛經、旨趣如此。夫佛日雖早藏、餘輝明而常在。玄風雖遙隔、遺韻叩而猶聞。伏惟我聖靈陛下、七歳即帝位、九歳攜詩書。瑩政理於文學、通百家以重十家。蕩妄想於真如、捨七寶以敬三寶。凡厥在位二十六年間、德化光於古今、福惠被於幽顯。始自王侯相將、至于緇素男女、各皆輸誠勵行、莫不染風浴恩。於是今年五月、聖體不像、初謝璽劔以逃名、臣妾猶期浮沉於仙院之月。續剃鬢髮以入道、新舊皆議追從於禪門之雲。此之二事、一不相諧。六月廿二日、遂以入滅。四海皆戀仁恩、最深者渭陽嗚咽之曉浪。
『本朝文粹』 1060頃年 藤原明衡
語釈:〔名〕思いやりの気持をもって恵むこと。あわれんで情けをかけること。なさけ。恵み。

コメント:

編集部:第2版では、『本朝無題詩』(1162-64頃)からの例が早いのですが、さらに、100年前後さかのぼることになります。ちなみに、漢籍からは、『易経疏』の例が引かれています。

著書・作品名:本朝文粹

媒体形式:その他

刊行年(月日):1060頃年

著者・作者:藤原明衡

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