日国友の会



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さいそうろう【採桑老】

読者カード 用例 2022年12月01日 公開

2019年05月22日 古書人さん投稿

用例:採桑老。さいさうらう。調子をふいてろくろをうつ。一越調の安摩。同じ事なり。〔下〕
『龍鳴抄』 1133年
語釈:雅楽曲の一つ。左方(さほう)に属し、盤渉(ばんしき)調の曲名。一人舞で、老翁の面を着け、白色の袍(ほう)を着て帽子をかぶり、帽子のうしろに笹の葉をさし、鳩杖(はとづえ)をついて、歩行に苦しむさまをして舞うもの。伝承されてはいるが、ほとんど演じられなくなった。採桑子。さいしょうろう。

コメント:解釈1の初事例です

編集部:第2版では、『二十巻本和名類聚抄』(934頃)から早い例が添えられています。

著書・作品名:龍鳴抄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1133年

著者・作者:

掲載ページなど:53ページ下段後ろから3行目(「群書類従」(第十九輯)巻第342 管弦部二、2002)

発行元:続群書類聚刊行会