こうじん【黄塵】
読者カード 用例 2019年08月08日 公開
用例: | 臥病已白鬢 意謂入黄塵〔従駕〈大神高市麻呂〉〕 |
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『懐風藻』 751年 淡海三船 | |
語釈: | 〔名〕(1)黄色のつちけむり。黄埃(こうあい)。→黄塵万丈。《季・春》 |
コメント:
編集部:第2版では、志賀重昂『日本風景論』(1894)の例が早く、漢籍は潘岳『藉田賦』を引いています。ちなみに、「黄塵」は文字通りの意味ですが、大系本の注では、「黄泉」の塵とも解し、「よみぢ」とも読んでいますね。
著書・作品名:懐風藻
媒体形式:その他
刊行年(月日):751年
著者・作者:淡海三船
掲載ページなど:89ページ(18)〔『日本古典文学大系69』、1964〕
発行元:岩波書店