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こうじん【黄塵】

読者カード 用例 2019年08月08日 公開

2019年06月03日 若桜木虔さん投稿

用例:臥病已白鬢 意謂入黄塵〔従駕〈大神高市麻呂〉〕
『懐風藻』 751年 淡海三船
語釈:〔名〕(1)黄色のつちけむり。黄埃(こうあい)。→黄塵万丈。《季・春》

コメント:

編集部:第2版では、志賀重昂『日本風景論』(1894)の例が早く、漢籍は潘岳『藉田賦』を引いています。ちなみに、「黄塵」は文字通りの意味ですが、大系本の注では、「黄泉」の塵とも解し、「よみぢ」とも読んでいますね。

著書・作品名:懐風藻

媒体形式:その他

刊行年(月日):751年

著者・作者:淡海三船

掲載ページなど:89ページ(18)〔『日本古典文学大系69』、1964〕

発行元:岩波書店