タンバリン
読者カード 用例 2019年11月19日 公開
用例: | 或るものは「タンブーリン」(羯鼓<かつこ>の類)を敲(たゝ)き、或るものは口笛を吹て一緒に囃(はや)し立てる。 |
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『罪と罰』 1892-93年 内田魯庵訳 | |
語釈: | 〔名〕(英 tambourine)《タンブリン》打楽器の一つ。片面のみ革を張った円い小型の手打ちドラム。革面をたたくと周囲の一六個の金属製の薄板が鳴りひびき、にぎやかな音を奏でる。 |
コメント:さかのぼります。403頁下段に明治25年11月に上巻、二巻は翌二十六年2月、共に内田老鶴圃から出たとあります。
編集部:2017年11月15日付けで、古書人さんに、徳富健次郎『順礼紀行』(1906)の例をご紹介いただいていますが、さらに、14年さかのぼります。
著書・作品名:罪と罰
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1892-93年
著者・作者:内田魯庵訳
掲載ページなど:168ページ下段〔『明治文学全集7 明治翻訳文学集』、1972〕
発行元:筑摩書房