日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

タンバリン

読者カード 用例 2019年11月19日 公開

2019年07月22日 ねじり草さん投稿

用例:或るものは「タンブーリン」(羯鼓<かつこ>の類)を敲(たゝ)き、或るものは口笛を吹て一緒に囃(はや)し立てる。
『罪と罰』 1892-93年 内田魯庵訳
語釈:〔名〕(英 tambourine)《タンブリン》打楽器の一つ。片面のみ革を張った円い小型の手打ちドラム。革面をたたくと周囲の一六個の金属製の薄板が鳴りひびき、にぎやかな音を奏でる。

コメント:さかのぼります。403頁下段に明治25年11月に上巻、二巻は翌二十六年2月、共に内田老鶴圃から出たとあります。

編集部:2017年11月15日付けで、古書人さんに、徳富健次郎『順礼紀行』(1906)の例をご紹介いただいていますが、さらに、14年さかのぼります。

著書・作品名:罪と罰

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1892-93年

著者・作者:内田魯庵訳

掲載ページなど:168ページ下段〔『明治文学全集7 明治翻訳文学集』、1972〕

発行元:筑摩書房