パニック
読者カード 用例 2019年11月21日 公開
用例: | 人民は必ず狼狽して〈略〉無用の品物を買入れ、物価これが為に沸騰して紙幣も謂れなく地に落ることある可し。之を西洋の言葉にて「パニク」と云ふ。 |
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『通貨論』 1878年 福沢諭吉 | |
語釈: | 〔名〕(英 panic) (1)危機に直面した群衆が示す混乱状態。地震、火災の際の混乱など。恐慌。 |
コメント:さかのぼります。690頁に明治11年とあります。
編集部:第2版では、福地桜痴『大策士』(1897)の例が早いのですが、さらに、19年さかのぼります。
著書・作品名:通貨論
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1878年
著者・作者:福沢諭吉
掲載ページなど:552ページ〔『福沢諭吉全集』第四巻、1970(再版)〕
発行元:岩波書店