日国友の会



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パニック

読者カード 用例 2019年11月21日 公開

2019年07月26日 ねじり草さん投稿

用例:人民は必ず狼狽して〈略〉無用の品物を買入れ、物価これが為に沸騰して紙幣も謂れなく地に落ることある可し。之を西洋の言葉にて「パニク」と云ふ。
『通貨論』 1878年 福沢諭吉
語釈:〔名〕(英 panic)
(1)危機に直面した群衆が示す混乱状態。地震、火災の際の混乱など。恐慌。

コメント:さかのぼります。690頁に明治11年とあります。

編集部:第2版では、福地桜痴『大策士』(1897)の例が早いのですが、さらに、19年さかのぼります。

著書・作品名:通貨論

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1878年

著者・作者:福沢諭吉

掲載ページなど:552ページ〔『福沢諭吉全集』第四巻、1970(再版)〕

発行元:岩波書店