さつまにんじん【薩摩人参】
読者カード 用例 2023年02月27日 公開
用例: | 小人参 是ハ薩摩ノ国ニ在間薩摩人参トモ云。〔巻之上〕 |
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『薬経太素』 1661-73頃か年 | |
語釈: | 〔名〕(2)植物「とちばにんじん(橡葉人参)」の異名。 |
コメント:解釈1か2か解りませんが、遡ります
編集部:「小人参」とあるので、とりあえず「橡葉人参」の意味と理解しておきましょう。「橡葉人参」の語釈は「ウコギ科の多年草。日本特産で、各地の山地の樹陰に生える。高さ三〇~六〇センチメートル。根茎は、肥大して地中を横にはい、白色で節があり、節ごとに茎のついたあとが竹の節のように目立つ。葉はトチノキの葉に似た掌状複葉で、茎頂に三~五個輪生する。小葉は卵形ないし倒卵形で、縁に細かい鋸歯がある。夏、長い花柄を伸ばし、先端に球状の散形花序をつけ、ごく小さな淡黄緑色の五弁花を多数集める。果実は扁球形で赤く熟す。根茎を竹節人参といい、鎮咳(ちんがい)剤・袪痰(きょたん)薬に用いる。ちくせつにんじん。よしのにんじん。きにんじん。学名はPanax japonicus 」となっています。
著書・作品名:薬経太素
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1661-73頃か年
著者・作者:
掲載ページなど:341ページ上段後ろから2行目〔『続群書類従 第三十輯下 雑部』巻891、1989〕
発行元:続群書類従完成会