ヤク
読者カード 用例 2019年11月30日 公開
用例: | それにまた早くその辺へ野宿と極め込んでまずヤクの糞(ふん)とキャンという野馬の糞を拾う必要がある。それを薪(まき)にするのでござります。 |
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『チベット旅行記〈第二十一回 山中の艱難〉』 1904年 河口慧海 | |
語釈: | 〔名〕(英 yak)((ヤーク)) ウシ科の哺乳類。肩高約一・五~二メートル。ウシに似ているが体の下面に長毛がたれる。雌雄とも上方に湾曲した角をもつ。野生種の毛色は黒褐色で、家畜化したものには黒白斑・白色などもある。チベット高原やヒマラヤ地方の原産で、野生種は標高四五〇〇~六五〇〇メートルの高山の草原にすむ。原産地では役用・食用・乳用とし、毛は衣服に利用。こぶ牛などとの間に雑種もある。犂牛(りぎゅう)。ぼうぎゅう。学名はBosmutus(家畜種はB.grunniensともされる) |
コメント:2006年1月27日に投稿がありますが、さかのぼります。初出「西蔵旅行記」博文館 1904 とあります。
編集部:古書人さんに、『学生 世界動物園』(第2巻第6号、1911)の例をご紹介いただいていますが、7年さかのぼります。
著書・作品名:チベット旅行記〈第二十一回 山中の艱難〉
媒体形式:その他
刊行年(月日):1904年
著者・作者:河口慧海
掲載ページなど:青空文庫
発行元:底本:「チベット旅行記」講談社学術文庫 1978