ゆうすい【幽邃】
読者カード 用例 2019年10月31日 公開
用例: | 〔一〇・於禅林寺上方眺望詩序〈紀斉名〉〕至如夫進望樵蹊之幽邃、退顧帝城之喧囂。 |
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『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡 | |
語釈: | 〔名〕(形動)奥深くてもの静かなこと。また、そのさま。 |
コメント:
編集部:第2版では、「喧囂」にも同例が引かれていますが、「幽邃」の例としては、『艸山集』(1674)の例が早く、漢籍は、王延寿の『魯霊光殿賦』が引かれています。
著書・作品名:本朝文粋
媒体形式:その他
刊行年(月日):1060頃年
著者・作者:藤原明衡
掲載ページなど:295ページ下段後ろから6行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕
発行元:岩波書店