なんげ【難解】
読者カード 用例 2019年11月02日 公開
用例: | 〔一三・賽菅丞相廟願文〈慶滋保胤〉〕嗟呼。花言綺語之遊、何益於神道。希有難解之法、可期其仏身。 |
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『本朝文粹』 1060頃年 藤原明衡 | |
語釈: | 〔名〕(「げ」は「解」の呉音)(1)仏語。理解に困難なこと。とき知りがたいこと。→難解難入。 |
コメント:
編集部:「なんかい(難解)」の例としてご投稿いただいていますが、仏教語と判断して「なんげ」に寄せておきます。第2版では、『文明本節用集』(室町中)『日葡辞書』(1603-04)からいずれも確例が添えられています。
著書・作品名:本朝文粹
媒体形式:その他
刊行年(月日):1060頃年
著者・作者:藤原明衡
掲載ページなど:351ページ下段後ろから4行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕
発行元:岩波書店