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かせい【火星】

読者カード 用例 2019年11月12日 公開

2019年08月25日 若桜木虔さん投稿

用例:〔一・清風戒寒賦〈菅原道真〉〕
日徐月疾、其行不輟于悪寒。於是灰管罔違、火星相守。
『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡
語釈:【一】太陽系中、太陽から四番目、地球のすぐ外側にある惑星。太陽からの平均距離二億二七九四万キロメートル。直径は地球の約〇・五倍、体積〇・一五倍、質量〇・一〇七倍。公転周期一・八八〇九年、自転周期一・〇二六日。表面の八分の三が暗緑色で他は赤褐色、南北両極に白い極冠がある。地球に似た四季の変化があるが、大気は地球よりかなり薄い。フォボス、デイモスの二つの衛星をもつ。漢名、熒惑。和名、焔星。

コメント:

編集部:第2版では、『愚管抄』(1220)から早い例が引かれています。漢籍は引かれていませんが、『大漢和辞典』は、『論衡』を引いています。

著書・作品名:本朝文粋

媒体形式:その他

刊行年(月日):1060頃年

著者・作者:藤原明衡

掲載ページなど:123ページ下段3行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕

発行元:岩波書店