日国友の会



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かんぎく【寒菊】

読者カード 用例 2019年11月30日 公開

2019年08月27日 若桜木虔さん投稿

用例:〔九・以詩為友詩序〈大江匡衡〉〕
己亥之歳、十月之初、落葉未尽、散春錦於林風、寒菊猶残、映冬蛍於池水。
『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡
語釈:〔名〕(1)アブラギクの園芸品種。原種にくらべて花期がおそく一二月から一月にかけて開花し、茎や葉が霜にたえる性質がある。頭花は黄色で、周辺と中心花の発達がよく、全体が泡立ったようにみえる。冬菊。《季・冬》

コメント:

編集部:第2版では、『再昌草』天文三年(1534)一二月一三日付け記事から早い例が引かれ、漢籍は添えられていませんが、大漢和には杜甫、韋応物、朱湾の漢詩などが引かれています。

著書・作品名:本朝文粋

媒体形式:その他

刊行年(月日):1060頃年

著者・作者:藤原明衡

掲載ページなど:286ページ上段後ろから6行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕

発行元:岩波書店