かんぎく【寒菊】
読者カード 用例 2019年11月30日 公開
用例: | 〔九・以詩為友詩序〈大江匡衡〉〕 己亥之歳、十月之初、落葉未尽、散春錦於林風、寒菊猶残、映冬蛍於池水。 |
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『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡 | |
語釈: | 〔名〕(1)アブラギクの園芸品種。原種にくらべて花期がおそく一二月から一月にかけて開花し、茎や葉が霜にたえる性質がある。頭花は黄色で、周辺と中心花の発達がよく、全体が泡立ったようにみえる。冬菊。《季・冬》 |
コメント:
編集部:第2版では、『再昌草』天文三年(1534)一二月一三日付け記事から早い例が引かれ、漢籍は添えられていませんが、大漢和には杜甫、韋応物、朱湾の漢詩などが引かれています。
著書・作品名:本朝文粋
媒体形式:その他
刊行年(月日):1060頃年
著者・作者:藤原明衡
掲載ページなど:286ページ上段後ろから6行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕
発行元:岩波書店