ぼだいしん【菩提心】
読者カード 用例 2020年02月10日 公開
用例: | 〔一三・供養浄妙寺寺塔願文〈大江匡衡〉〕 見露盤之耀日、道場観之胸已開。聞宝鐸之鳴風、菩提心之涙先落。 |
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『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡 | |
語釈: | 〔名〕(1)さとりを得ようと努める心。大乗では特に利他を強調し、さとりを求めるとともに、求めることによって世の人を救おうとする心にいう。ぼだいごころ。 |
コメント:
編集部:第2版では、『宝物集』(1179頃)の例が早く、仏典は『維摩経』を引いています。
著書・作品名:本朝文粋
媒体形式:その他
刊行年(月日):1060頃年
著者・作者:藤原明衡
掲載ページなど:355ページ下段2行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕
発行元:岩波書店