すんだん【寸断】
読者カード 用例 2020年02月13日 公開
用例: | 〔九・於鴻臚館餞北客詩序〈大江朝綱〕 若非課詩媒而寬愁緒、携歓伯而緩悲端、何以続寸断之腸、休半銷之魂者乎。 |
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『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡 | |
語釈: | 〔名〕細かく切りきざむこと。ずたずたに切ること。また、そうなった状態。 |
コメント:
編集部:第2版では、矢野龍渓『経国美談』(1883-84)から早い例が引かれています。大漢和ではこの意味に例なく、一寸の長さに切る、きちんと切るの意味には、『後漢書』などの例が引かれています。
著書・作品名:本朝文粋
媒体形式:その他
刊行年(月日):1060頃年
著者・作者:藤原明衡
掲載ページなど:279ページ上段後ろから2行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕
発行元:岩波書店