日国友の会



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ひんぱん【蘋蘩】

読者カード 項目 2020年04月04日 公開

2019年09月26日 若桜木虔さん投稿

用例:〔一一・鶴鳴九皐詩序〈藤原雅材〉〕
是以春王夏暦、仲月初丁、陳俎豆於雍宮、薦蘋蘩於孔廟。
『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡
語釈:〔名〕浮き草と白艾。ともに神霊への供物として用いるところから、神前に供えるものをいう。

コメント:春秋左伝の隠公三年にも出てきます。
君子曰「信不由中、質無益也。明恕而行、要之以禮、雖無有質、誰能間之。苟有明信、澗谿沼沚之毛、蘋蘩蘊藻之菜、筐筥錡釜之器、潢汙行潦之水、可薦於鬼神、可羞於王公、而況君子結二國之信。

編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、大漢和は、潘尼『賜隴西太守張正治詩』、傅毅『為宋公脩張良廟教』、白居易『井底引銀瓶詩』を引いています。

著書・作品名:本朝文粋

媒体形式:その他

刊行年(月日):1060頃年

著者・作者:藤原明衡

掲載ページなど:318ページ上段後ろから8行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕

発行元:岩波書店