日国友の会



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スノッブ

読者カード 用例 2020年01月19日 公開

2019年10月08日 ねじり草さん投稿

用例:唯々斬新(はしり)を追回(まは)る芸術界の猪尾助(スノツブ)もゐよう。
『うづまき〈九〉』 1910年 上田敏
語釈:〔名〕(形動)(英 snob)《スノブ》上品ぶったり、趣味を誇ったりして教養人を気どること。また、そのさまや、そのような態度をとる人。えせ紳士。

コメント:さかのぼります。407頁下段に明治43年6月大倉書店から出版、もとは同年1月1日から3月2日まで「国民新聞」に連載とあります。

編集部:第2版では、小林花眠『新しき用語の泉』(1921)の例が早いのですが、さらに、11年さかのぼります。

著書・作品名:うづまき〈九〉

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1910年

著者・作者:上田敏

掲載ページなど:349ページ上段1行目〔『明治文学全集31 上田敏集』、1966〕

発行元:筑摩書房