ウィルソンのきりばこ【ウィルソンの霧箱】
読者カード 用例 2020年01月27日 公開
用例: | 「ウィルソン霧箱」が、現在世界の物理学の主流となっている原子物理学の領域で果(はた)している任務の重さが十分理解されるであろう。 |
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『「茶碗の湯」のことなど』 1942年 中谷宇吉郎 | |
語釈: | 電子や陽子などの素粒子の飛跡を観察し記録する装置。過飽和水蒸気を満たした箱で、粒子の飛跡に生じたイオンを核として発生する霧が、飛跡に沿って白い線となって現われる。一九一一年イギリスのウィルソン〔二〕が発明。 |
コメント:2008年12月18日に投稿がありますが、さかのぼります。266頁に昭和17年6月1日、385頁に『婦人之友』(『樹氷の世界』)とあります。
編集部:第2版では、用例が入りませんでした。
著書・作品名:「茶碗の湯」のことなど
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1942年
著者・作者:中谷宇吉郎
掲載ページなど:261ページ8行目〔『中谷宇吉郎随筆集』、1988〕
発行元:岩波書店