いくたまじんじゃ【生玉神社】
読者カード 用例 2023年06月02日 公開
用例: | 大阪では生玉神社(イクダマジンジャ)境内の櫻を夜見るものと定めたるは、何所の呑抜けの發明かは知らねど、〔雑録・浪華遊山〕 |
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『文藝倶楽部(第二巻第四編)』 1896年3月10日 百橋逸人 | |
語釈: | 「いくくにたまじんじゃ(生国魂神社)」の通称。 |
コメント:遡ります
編集部:2013年7月1日付けで、谷口梨花『汽車の窓から 西南部』(1918)の例をご紹介いただいていますが、さらに、22年さかのぼります。「いくだまじんじゃ」ともいうようですね。ちなみに、「生国魂神社」の語釈は「大阪市天王寺区生玉(いくたま)町にある神社。旧官幣大社。主祭神は生島神(いくしまのかみ)、足島神(たるしまのかみ)。神武天皇の創祀と伝えられる。大坂城築城の際、現在地に移る。屋根の構造は生国魂造(生玉造)として知られる。難波坐生国咲国魂(なにわにますいくくにさきくにたま)神社。難波大社。生玉神社。生玉さん」となっています。
著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第四編)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年3月10日
著者・作者:百橋逸人
掲載ページなど:200ページ下段8行目
発行元:博文館