こんせき【痕跡】
読者カード 用例 2020年07月01日 公開
用例: | 〔一三・請修餝美福門額宇告弘法大師文〈大江以言〉〕 伏乞、尊像示以許否。若可許所請者、尋痕跡而添粉墨。 |
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『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡 | |
語釈: | 〔名〕ある物事が過去にあったことを示す、かすかなあと。形跡。 |
コメント:
編集部:第2版では、中村正直役『西国立志編』(1870-71)から早い例が引かれています。ちなみに、大漢和は「痕迹」に『清国行政法神』を引き、「痕磧」に『摭言』を引いています。
著書・作品名:本朝文粋
媒体形式:その他
刊行年(月日):1060頃年
著者・作者:藤原明衡
掲載ページなど:347ページ上段13-14行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕
発行元:岩波書店