こけのまくら【苔の枕】
読者カード 用例 2019年12月01日 公開
用例: | 岩がねの苔の枕に露おきていく夜(よ)み山の月に寝(ね)ぬらむ |
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『金槐和歌集』 1213年 | |
語釈: | 「こけまくら(苔枕)」に同じ。 |
コメント:少々さかのぼります。
編集部:第2版では、『壬二集』(1237-45)の例が添えられています。ちなみに、「苔枕」の語釈は「苔のはえた岩や木を枕に見たてていう語。山に住む人や隠棲者などの、わびしい寝床や生活をいう。苔の枕」となっています。
著書・作品名:金槐和歌集
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1213年
著者・作者:
掲載ページなど:188ページ〔斎藤茂吉校訂『金槐和歌集』(岩波文庫)、1929〕
発行元:岩波書店