カオス
読者カード 用例 2020年06月23日 公開
用例: | 現実に帰つて看れば、此処はケオスの世界で、紛雑極まり |
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『自然主義と本能満足主義との別』 1908年 長谷川天渓 | |
語釈: | 〔名〕(ギリシア khaos)《ケオス》ギリシア哲学で、宇宙発生以前の原始的な混沌とした状態。比喩的に、混沌として無秩序な状態もいう。←→コスモス。 |
コメント:さかのぼります。193頁に明治41年4月「文章世界」とあります。
編集部:第2版では、内田魯庵『読書放浪』(1933)の例が早いのですが、さらに、25年さかのぼります。
著書・作品名:自然主義と本能満足主義との別
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1908年
著者・作者:長谷川天渓
掲載ページなど:192ページ下段後より7行目〔『明治文学全集43 島村抱月 長谷川天渓 片上天弦 相馬御風集』、1967〕
発行元:筑摩書房