日国友の会



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ぶんけんがく【文献学】

読者カード 用例 2020年08月06日 公開

2020年01月14日 ねじり草さん投稿

用例:此の文献学といふものが、即ち日本の国学者のやつて居る事と同じになるのであります。
『国学とは何ぞや』 1904年 芳賀矢一
語釈:〔名〕(ドイツ Philologie の訳語)言語で記された文献を材料として、民族や文化を研究する学問。日本には明治末年、古典文学の本文校訂や成立、解釈の研究分野に導入された。言語と密接に関連するので、言語学の意に、また、国書の科学的調査研究というところから、書誌学の意に用いられることもある。

コメント:2018年10月09日に投稿しましたが、さかのぼる用例がありました。430頁に明治37年1月、2月の『国学院雑誌』に発表とあります。

編集部:戸坂潤『日本イデオロギー論』(1935)の例をご紹介いただいていますが、31年さかのぼります。

著書・作品名:国学とは何ぞや

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1904年

著者・作者:芳賀矢一

掲載ページなど:229頁下段後より4行目〔『明治文学全集44 落合直文・上田萬年・芳賀矢一・藤岡作太郎集』 、1968〕

発行元:筑摩書房