せいしんしゅぎ【精神主義】
読者カード 用例 2020年09月25日 公開
用例: | 而して此の如き立脚地を得たる精神の発達する条路、之を名けて精神主義と云ふ。〈精神主義〉 |
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『精神主義』 1901年 清澤満之 | |
語釈: | 〔名〕(1)物質に対して、人間の精神の働きを優先し、または決定的な要因とみなす考え方。精神的なものを根元的な支配原理と認める考え方。精神力の強度の緊張や集中によって、物質を支配、克服できるとする。 |
コメント:さかのぼります。216頁上段に明治34年1月「精神界」第1巻第1号とあります。
編集部:第2版では、豊田三郎『弔花』(1935)の例が早いのですが、さらに、34年さかのぼります。
著書・作品名:精神主義
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1901年
著者・作者:清澤満之
掲載ページなど:215頁上段後より6行目〔『明治文学全集46 新島襄・植村正久・清澤満之・綱島梁川集』、1977〕
発行元:筑摩書房