かわつね【川常】
読者カード 用例 2020年09月11日 公開
用例: | 五月には貨幣司という役所をおいて、出張所を大阪の長堀におき、幕府時代そのままの形の二分金と一分銀(普通、川常といわれるもの)一朱銀(川常)を造りました。これを貨幣司吹きといいます。 |
---|---|
『カラーブックス222 日本のコイン』 1971年 中村佐伝治 | |
語釈: | 〔名〕維新直後鋳造された「貨幣司一分銀」の俗称。裏面の「常是」の文字の「常」の字の「〓(起筆三画部)」が「川」の字様になっているところからいう。それ以前発行の天保一分銀や安政一分銀の「常」の字の「〓(起筆三画)」部は「小」の字様になっている。 |
コメント:用例がなかったため。一分銀だけでなく貨幣司一朱銀も川常と呼ぶようです。
編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。
著書・作品名:カラーブックス222 日本のコイン
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1971年
著者・作者:中村佐伝治
掲載ページなど:44ページ
発行元:保育社