かいしょうき【回照器】
読者カード 用例 2020年09月04日 公開
用例: | 技術官に随行する測夫といふのが又隠れた文化の貢献者である。唯一人山頂の櫓に廻照器(ヘリオトロープ)を護って、時々刻々に移動する太陽の光束を反射して数十粁彼方の観測点に送る。 |
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『地図を眺めて』 1934年9月30日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕測量の際などに、目標とするため日光を反射させて信号する器械。 |
コメント:用例が載っていないので。初出(昭和九年十月、東京朝日新聞)とありますが、1934年9月28、29、30、10月1日と連載されて、「廻照器」を含む文章は9月30日にあります。
編集部:第2版では、用例が入りませんでした。
著書・作品名:地図を眺めて
媒体形式:新聞・広報・官報
刊行年(月日):1934年9月30日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆五 1992年4月3日第1刷発行 101ページ本文6行目
発行元:岩波書店