日国友の会



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がらがらへび【ー蛇】

読者カード 用例 2020年09月04日 公開

2020年08月14日 ubiAさん投稿

用例:王蛇のほうの神経の働く速度がガラガラ蛇のそれよりもほんの若干だけ早いために、前者の口嘴(くちばし)が後者のそれを確実に押さえつけるものと見える。
『映画雑感(III)十四 食うか食われるか』 1961年6月7日 寺田寅彦
語釈:〔名〕クサリヘビ科のマムシ亜科に属する毒ヘビの一部の総称。頭は三角形にふくれ、太い体形をしている。尾端に、脱皮の際にできた輪状の角質物が普通数個連なっており、振るとジャーッというテンプラを揚げるときのような音をたてる。南北両アメリカに分布し、体長約二・四メートルになるダイヤガラガラヘビ、体長約五〇センチメートルになるヒメガラガラヘビなどがある。草むらや砂地にすみ、ウサギ、ネズミなどを主食とする。ほとんどが猛毒を持ち、かまれると死亡することがある。きょうびだ。すずへび。

コメント:用例が載っていないので。ただ、この表記は採集した本では、「ガラガラ蛇」ですが、寺田寅彦全随筆五 (1992年4月3日第1刷発行)147ページ本文4行目では、「響尾蛇」であり、採集した本の第1巻後記に現代表記にする際の考え方が記載されている。採用した本の刊行年での用例としています。

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。

著書・作品名:映画雑感(III)十四 食うか食われるか

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1961年6月7日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全集第9巻(1961年6月7日第1刷発行、1976年8月10日第3刷発行) 122ページ下段本文2行目

発行元:岩波書店