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はっせいきかん【発声器官】

読者カード 用例 2020年09月04日 公開

2020年08月14日 ubiAさん投稿

用例:反響は自分の声と同じ音程音色をもってゐるから、それが発声器官に微弱ながらも共鳴を起し、それが一種特異な感覚を生ずるといふことも可能である。
『疑問と空想 一 ほとゝぎすの啼聲』 1934年10月 寺田寅彦
語釈:〔名〕気道内の特定部位にある薄膜状の器官。それを振動させることによって振動音を生じる。哺乳類の声帯や共鳴装置、鳥類の鳴管、カエルなどの鳴嚢などを含む。発声器。

コメント:第二版の用例(1952)より遡ります。

編集部:第2版では、桑原武夫『南方熊楠の学風』(1952)の例が添えられていますが、さらに、18年さかのぼります。

著書・作品名:疑問と空想 一 ほとゝぎすの啼聲

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1934年10月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆五 1992年4月3日第1刷発行 153ページ本文4行目

発行元:岩波書店