しょくぶつずかん【植物図鑑】
読者カード 用例 2020年09月09日 公開
用例: | 植物圖鑑で搜して見るとこれは「やまばうし」一名「やまぐは」(Cornus Kousa, Buerg.)といふものに相當するらしい。 |
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『家鴨と猿』 1934年12月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕植物の各種類を絵画や写真などによる図と詳細な記述によって解説した書物。ふつう、各植物は一定の分類体系によって配列され、その植物の所属する分類上の位置を示す名称(科名など)、学名などが明記される。取り扱う植物によって、有用植物図鑑、高等植物図鑑、日本植物図鑑、帰化植物図鑑などがあり、未知の植物を調べるのに最も重要な手掛りとなる文献の一つ。植物図譜。 |
コメント:第二版の用例(1935)より遡ります。
編集部:第2版では、深田久彌『津軽の野づら』(1935)の例が早いのですが、さらに、1年さかのぼります。
著書・作品名:家鴨と猿
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1934年12月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆五 1992年4月3日第1刷発行 190ページ本文4行目
発行元:岩波書店