日国友の会



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アイテム

読者カード 用例 2020年09月17日 公開

2020年08月16日 ubiAさん投稿

用例:應募者の試驗委員逹の採點表中に容貌の條項はあつても腕の條項がないかも知れないが、少なくも⻝堂の場合には、これも一つの可也の程度迄考慮さるべきアイテムとなるべきものかも知れない。〈四〉
『自由画稿』 1935年2月 寺田寅彦
語釈:〔名〕({英}item )(1)(ある全体の中の)一つの品目、種目。また、一般に品物の意。現代では、必要とされるものの意で用いられることもある。

コメント:第二版では作例で、投稿例(1971、1979、1985)はいずれも品物、品目の例のようですが、これは項目の例と思います。初出(昭和十年二月、中央公論)とあります。

編集部:2004年4月8日付けで、末広鉄男さんからご紹介いただいている、森村誠一『東京空港殺人事件』(1971)の例がこれまででいちばん早い例ですが、さらに、36年さかのぼります。

著書・作品名:自由画稿

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1935年2月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆五 1992年4月3日第1刷発行 328ページ本文3行目

発行元:岩波書店