日国友の会

かけばち【掛撥】

読者カード 用例 2020年10月17日 公開

2020年08月21日 とねさん投稿

用例:少年(せうねん)は手持(てもち)なさ月琴(げつきん)を引(ひき)よせて搔(かき)ならす獨得(どくとく)の器用引(きようびき)、かけ撥(バチ)澤山(たくさん)の素人(しろうと)おどかし、技前(わざまへ)は婦人(ふじん)と伯仲(はくちう)の間(かん)なり。
『くされたまご』 1891年 嵯峨の屋おむろ
語釈:〔名〕三味線を弾く時の技巧の一つ。糸に撥をかけて余韻を止め、左手で糸をはじくもの。

コメント:初出は『都の花』1889年2月。わずかですが遡ります。この例では三味線でなく月琴。

編集部:第2版では、『風俗画報』一〇二号(1895)の例が添えられていますが、4年さかのぼります。語釈を工夫する必要がありますね。

著書・作品名:くされたまご

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1891年

著者・作者:嵯峨の屋おむろ

掲載ページなど:『新編ちくさ』82ページ

発行元:金港堂