しばん【指板】
読者カード 項目 2020年10月27日 公開
用例: | イザイの持つて居たバイオリンはブリヂが低くて絃が指板にすれ/\になつて居た、 |
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『「手首」の問題』 1932年3月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕バイオリンやギターなどで、音程をとるために指でおさえる、弦の下の板。指板(しばん)。(デジタル大辞泉、「フィンガーボード」の語釈1) |
コメント:項目が載っていないようなので。ちなみに、第二版「フィンガーボード」の語釈には「〔名〕(英 finger board)ピアノ、オルガンなどの鍵盤。また、バイオリン、ギターなどの指板。」と「指板」が載っており、1956年の用例があります。初出(昭和七年三月、中央公論)とあります。
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。
著書・作品名:「手首」の問題
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1932年3月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆三 1992年2月4日第1刷発行 378ページ本文7行目
発行元:岩波書店