へこみ【凹】
読者カード 用例 2020年10月21日 公開
用例: | 「何(なん)だ、極撰(ごくせん)か――松割(まつわり)だ。……變(へん)な事(こと)を考(かんが)へてゐたものですから、うつかり見違(みちが)へました。先達(せんだつ)また凹(ヘコ)み……。」 |
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『深川淺景』 1928年 泉鏡花 | |
語釈: | 〔名〕(動詞「へこむ(凹)」の連用形の名詞化)(2)失策。失敗。 |
コメント:案内者が自らの見間違いをいう場面なので、語釈(2)の用例と捉えて投稿します。初出は東京日日新聞連載(1927年)。ここでは復刻版(中外書房、1966年)によりました。
編集部:第2版では、このブランチに用例を添えることができませんでした。
著書・作品名:深川淺景
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1928年
著者・作者:泉鏡花
掲載ページなど:東京日日新聞社(編)『大東京繁盛記』84ページ
発行元:春秋社