日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

へこみ【凹】

読者カード 用例 2020年10月21日 公開

2020年08月25日 とねさん投稿

用例:「何(なん)だ、極撰(ごくせん)か――松割(まつわり)だ。……變(へん)な事(こと)を考(かんが)へてゐたものですから、うつかり見違(みちが)へました。先達(せんだつ)また凹(ヘコ)み……。」
『深川淺景』 1928年 泉鏡花
語釈:〔名〕(動詞「へこむ(凹)」の連用形の名詞化)(2)失策。失敗。

コメント:案内者が自らの見間違いをいう場面なので、語釈(2)の用例と捉えて投稿します。初出は東京日日新聞連載(1927年)。ここでは復刻版(中外書房、1966年)によりました。

編集部:第2版では、このブランチに用例を添えることができませんでした。

著書・作品名:深川淺景

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1928年

著者・作者:泉鏡花

掲載ページなど:東京日日新聞社(編)『大東京繁盛記』84ページ

発行元:春秋社