うんどうのほうそく【運動の法則】
読者カード 用例 2020年12月01日 公開
用例: | 例へばニュートンの運動の方則といふものがある。 |
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『相對性原理側面觀 一』 1922年12月 寺田寅彦 | |
語釈: | 物体の運動に関する基本的な法則。ニュートンにより、運動の三法則として一般的な形にまとめられた。第一法則、静止あるいは等速度運動中の物体は外力が加わらないかぎりその状態を続ける(慣性の法則)。第二法則、物体の加速度は加わる力の大きさに比例し、物体の質量に反比例する。第三法則、二つの物体が相互に及ぼす力は大きさが等しく、方向は反対(作用反作用の法則)。ニュートンの運動法則。 |
コメント:投稿例(1935)よりもさかのぼります。初出(大正十一年十二月、改造)とあります。
編集部:2008年7月7日付けで、末広鉄男さんに、石原純『理化学辞典』(1935)の例をご紹介いただいていますが、さらに、13年さかのぼります。
著書・作品名:相對性原理側面觀 一
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1922年12月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全集第二巻 一九五〇年六月五日第一刷発行、一九八五年九月五日第三刷発行 289ページ本文8行目
発行元:岩波書店