日国友の会



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バラス

読者カード 語釈 2020年11月29日 公開

2020年08月31日 とねさん投稿

用例:本湊町、船松町、明石町、――店には海燈明に船ばらす、鹽くさい古風の問屋の暗い軒並、大きな錨。貝殻。それがどうだ。
『大川風景』 1928年 北原白秋
語釈:〔名〕(「バラスト」の略)「バラスト(1)」に同じ。

コメント:複合語ですがとりあえず投稿いたします。原文は「ばらす」に白丸傍点(⭘⭘⭘)。初出は東京日日新聞連載(1927年)。ここでは復刻版(中外書房、1966年)によりました。

編集部:第2版では、「バラスト⑶」に同じとだけありますから、別途ブランチを儲けるべきですね。ちなみに、「バラスト⑴」の語釈は「(1)船体の安定を保つために船底に積み入れる水・油・砂・小石などの重量荷物。脚荷(あしに)。底荷」とあり、「バラスト⑶」の語釈は「道路、線路などに敷く砂利・砂礫。バラス」とあります。

著書・作品名:大川風景

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1928年

著者・作者:北原白秋

掲載ページなど:東京日日新聞社(編)『大東京繁盛記』166ページ

発行元:春秋社