にいろ【丹色】
読者カード 用例 2020年12月22日 公開
用例: | さうして、その丹色が、焰にあぶられた電車の架空線の電柱の赤錆の色や、燒跡一面に散らばつた煉瓦や、燒けた瓦の赤い色と映え合つて居た。 |
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『短章その一 無題(四十八)』 1923年11月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕丹(に)の色。丹のような赤い色。 |
コメント:第二版の用例(984)より新しいですが、この非常に古い例以外にないので。初出(大正十二年十一月、澁柿)とあります。
編集部:第2版では、『観智院本三宝絵』(984)の例が添えられています。
著書・作品名:短章その一 無題(四十八)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1923年11月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆六 1992年5月7日第1刷発行 64ページ本文4行目
発行元:岩波書店