いとめめめず【糸目蚯蚓】
読者カード 項目 2020年12月28日 公開
用例: | 以前は魚(うを)の餌(えさ)としてゴカイ(傍点)、糸目蚯蚓(イトメメヅ)などが用ひられたが、この二三年來、是等の餌はすつかり廢(すた)つて、今では蛭(ひる)の全盛時代となつた。 |
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『東京の解剖』 1917年 長谷川濤涯 | |
語釈: | 〔名〕「いとめ(糸目)(13)」に同じ。 |
コメント:辞書の項目としては「いとめみみず」なのかもしれません。「ゴカイ」に傍点。
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「糸目(13)」の語釈は「環形動物ゴカイ科の一種。海岸近くの河口の泥地や汽水湖にすむ。ゴカイに似ているが、いっそう細長く、体長約二五センチメートルで、環節数は約三〇〇。体の前方は青緑色、ほかは紅色。海釣り用の釣りえにする。ばち。学名はTylorrhynchus heterochaetus」となっています。
著書・作品名:東京の解剖
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1917年
著者・作者:長谷川濤涯
掲載ページなど:38ページ後ろから2行目
発行元:研文堂