日国友の会



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ローラー

読者カード 用例 2020年12月26日 公開

2020年09月04日 ubiAさん投稿

用例:日向に吊してやると朗かに鳴き出したが、聲を聞いて見ると立派なローラーである。
『短章その一 曙町より(六)』 1932年1月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 roller)(2)《ローラ》「ローラーカナリア」に同じ。

コメント:第二版の用例(1936)よりさかのぼります。初出(昭和七年一月、澁柿)とあります。

編集部:第2版では、石川淳『普賢』(1936)の例が早いのですが、さらに、4年さかのぼります。ちなみに、「ローラーカナリア」の語釈は「カナリアの品種。鳴き声を観賞するために主にドイツを中心に作り出されたもの。ローラー」となっています。

著書・作品名:短章その一 曙町より(六)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1932年1月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆六 1992年5月7日第1刷発行 145ページ本文1行目

発行元:岩波書店