日国友の会



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かたぶとん【肩蒲団】

読者カード 用例 2020年12月30日 公開

2020年09月05日 ubiAさん投稿

用例:夜中に肩の冷えるのを防ぐ爲に鳥の羽根入の肩蒲團を探しにやつたら、
『短章その二 無題(百三十)』 1935年10月14日 寺田寅彦
語釈:〔名〕寝るとき冷えないように肩にあてる小さく細長い蒲団。肩当蒲団。《季・冬》

コメント:用例が載っていないので。筆写の日付(昭和十年十月十四日)とあります。寺田寅彦全集第六巻(一九五〇年一〇月五日第一刷発行、一九八六年一月七日第二刷発行)後記2、3ページによると、「「短章その二」は雜誌には揭載されない短文で「橡の實」に於て初めて發表されたものである」「「無題」(百二十一)以下は著者が口授して「柿の種」發行者なる小山書店主人をして筆記させ、これに著者が加筆したものである。」とあります。

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。

著書・作品名:短章その二 無題(百三十)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年10月14日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆六 1992年5月7日第1刷発行 273ページ本文5行目

発行元:岩波書店