かみふうせん【紙風船】
読者カード 用例 2020年12月30日 公開
用例: | 饅頭を⻝ふ事と、紙風船を弄ぶ事との道德的價値の差違如何と云つたやうな事を考へながら、 |
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『短章その一 無題(三十五)』 1922年2月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(1)おもちゃの一つ。木の葉形の色紙(いろがみ)を袋状にはぎ合わせて作った玩具。息を吹き入れてふくらまし、空中に手で突きあげて遊ぶ。《季・春》 |
コメント:第二版の用例(1925)よりさかのぼります。初出(大正十一年二月、澁柿)とあります。
編集部:第2版では、岸田国士『紙風船』(1925)の例が早いのですが、さらに、3年さかのぼります。
著書・作品名:短章その一 無題(三十五)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1922年2月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆六 1992年5月7日第1刷発行 43ページ本文2行目
発行元:岩波書店